易を暮らしに活かす

「易」
と聞くと、「占い」と思われますが「易」は二千年以上続く東洋思想、東洋哲学でもあります。
中国で生まれたものですが日本にも伝えられ、私たちの暮らしや文化の中にも溶け込んでいます。

「易」のテキストに「易経」という書物があります。
易経を解説した「 易 本田 済 著」(朝日選書 中国古典選)には

人の生きる道
天下国家を治める道
宇宙の奥にひそみ宇宙を動かす道
そのすべてを説きあかす神聖な書物

と、書かれています。
また、易経の中に4つの易の道が書かれています。

易を用いて何かを論じようとする人は
易の辞を崇めて法とする

易で以て行動しようとする人は
易の変化を大切にする

易を見て何かの道具を製作しようとする人は
卦の象を模範とするがよい

易を以て未来を占おうとする人は
易の占断を遵奉するがよい

易は、論ずるときにも、行動しようとするときにも、道具を製作するときにも、未来を占うときにもヒントになります。
本を読むたびに新たな気づきがあり、おもしろいな、と思います。

自分と周りの人との関係、自然や、宇宙との関係、それらが影響しあっている、そのことを意識することで自分らしく生きるということにもつながっていると思います。

また、易は動く、変わるということもキーになっています。

運命は決まっていて変えられないものではなく、自分で創っていくもの。
自分がどう動くかで変えられるし、変わっていく、としています。

動こう、変わろうと思ったときがタイミングで、タイミングよく動くということもあります。そのためにも今を把握する、状況を見きわめるということも大切です。

古くからのものなので、創られたころと今では社会も常識も異なることが多いのですが、参考になることがたくさんあります。
当時書かれたことを今に置き換えるとどうなるかを考えるのもおもしろいです。