ありのままの自分でいい

「英国王のスピーチ」という映画があります。

少し前の映画ですが、アカデミー賞を受賞していますのでご覧になった方もいらっしゃると思います。

実話に基づいているとのことで、どこまでが本当かわかりませんが、幼いころから吃音だった 英国王 ジョージ6世 の物語です。

自分にコンプレックスを抱いていた王子が意に反して国王になり、コンプレックスを克服し自信を身につけ苦手だったスピーチをやりとげるというストーリを軸に、治療にあたったセラピストとの友情も描かれていて、観終わった後は心が温かくなります。

「英国王のスピーチ」

ここから先はネタバレになるかもしれませんので、ご留意ください。

また、実際の王様のことはわかりませんので、あくまでも映画のお話しとしてお読みください。

王の吃音は生まれつきではなく、何かがきっかけになっている、とセラピストが王の心をときほぐしていくのですが、その吃音のきっかけと思われることは
「左利きの矯正」と「X脚の矯正」でした。

矯正ということを通して、ありのままの自分はダメという思い込みがすりこまれ、吃音という症状に現れたのではないでしょうか。

吃音をからかわれたこともあったそうなので、それも思い込みを積み重ねることにつながったのではないかと思います。

心のストレスが身体に現れる。

幼いころに刷り込まれた思い込みに気づいて

「そのままの自分でいい」
「ありのままの自分でも重要」

に書き換えれば、人生が変わります。

この映画でも、王は過去の出来事に目を向け、自分で思ってもいなかったことを指摘され、それを認めることで心を開放していったのだと思います。

過去のことにさわりたくない、フタを開けたくない、という方もいらっしゃいますが、ご自分を見つめ対峙することも自分が変わることにつながります。

「ありのままの自分でいい」のセルフワーク

何かのできる自分には価値があるけど、ありのままの自分には価値がないという思い込みのある方は、人前で緊張したり、責任のある仕事を任されると緊張して力を発揮できなかったりします。ちょっとしたことでも落ち込みやすく、自信がなくて自分が好きになれません。人からほめられても素直に受け取れないということもあります。

あなたはどのような状態ですか?そして、どのようになりたいですか?

この思い込みは、幼いころ「お前はダメだ」「子どもは黙っていなさい」とよく言われたり、話を聞いてもらえなかったり、人と比べられたりするとすりこまれることがあります。

それを言われたり、されたりしたとき、どんな気持ちでしたか?腹が立ったり、悲しかったりしたのではないでしょうか。そのときの幼い自分になってその気持ちを十分感じてください。感じることに慣れない人は、居心地が悪く感じるかもしれませんが、気持ちを感じることは大切なことです。

そして、大人のあなたから子どものあなたに声をかけて受け入れてあげてください。「あのときがんばっていたね」「私はちゃんと知っているよ」「あなたは重要な存在だよ」など。

最後に、「私はありのままで重要だ」「そのままの私に価値がある」「ありのままの自分でいい」と宣言します。

あなたは、そのままのあなたでとても価値があります。