自分を大切にするということ

「自分を大切にしましょう」ということをよく言います。
自分を大切にするというのはどのようなことでしょうか。

体を大切にするのは、適度な運動をし、必要な休息をとり、食事に気をつける、などが思いつきますが、心の面ではいかがでしょう。

自分の心を大切にするというのは、自分の気持ちを大切にするということだと思います。
腹が立つ、悲しい、怖い、寂しい、楽しい、嬉しいといった感情
好き、嫌い、欲しい、いらないといった欲求
寒い、暑い、つらい、しんどいといった感覚
こういった感情や感覚を認めて受け入れるということです。

ともすれば、自分の気持ちをないがしろにしたり、気づかないふりをしたりしてしまいます。
こうあるべきだという自分の中の理想から外れているとなかったことにすることもあります。
これが無意識の場合もあります。

たとえば、飲み会に誘われて本当は行きたくないけど参加する。
残業続きで疲れて会社を休みたいけど出社して今日も残業。
腹が立ったけど笑ってごまかした。

いろいろな状況がありますので、しょうがないときもあるかもしれませんが、そのときの気持ちに意識を向けてていねいに扱うことが自分を大切にすることにつながります。

これは、わがままを通したり自己中心になるということではありません。
自分の心を大切にするということは、自分は大切な人、そのままでも価値のある人、という自己重要感を育むということです。

まずは気持ちに気づく、意識するところから始めてはいかがでしょう。
そして、その気持ちをジャッジせず、そのまま受け止めます。

イライラしている自分に気づいたら、イライラしてはダメと思わずに、「あ、今イライラしているんだな」と認めます。何か理由があってイライラしているのですからイライラしてもよいのです。でも、原因は探さなくてもよいでしょう。

嬉しいときは嬉しいと思ってよいのです。誰かに遠慮もいりません。あなたは嬉しいと思えることに恵まれる価値のある人なのです。

まずは自分の中で自分の気持ちに気づき受け止めることを心がけてみてください。
そして、できそうなところから、素直な気持ちに沿った選択や行動を行うとよいと思います。

自分を大切にすることができる人は、他人も大切にできます。
自分を大切にしない人は、他人からも大切にされません。
どうぞご自分を大切にしてくださいね。