犬を社会化するとは
犬に、「はじめてのことだったけど、いいものだった」
という経験をさせること。
行動分析学では行動の原因は行動も前にあるのではなく行動の後にあるといいます。
ネコがご飯皿の前で「にゃ~おん」となくのは、お腹が空いたからではなく、なくとご飯をもらえるから。
ワンちゃんの困った行動も人の接し方が影響しています。
たとえば、ドアチャイムが鳴ると吠えるワンちゃん。吠えたとき、どうしていますか?
静かにしなさい、って構ったり、とめようと抱っこしたり、おやつを与えてごまかしたりしていませんか?
そうするとワンちゃんは、吠えるといいことあるって思うのです。
なので、ドアチャイムが鳴って吠えても何もしない。
そして、ドアチャイムが鳴っても吠えなかったら、ほめる、喜ぶ、おやつをあげる、という方法に効果があるのです。
結果があるから行動するのですね。
ドアチャイムが鳴っても吠えなかったら嬉しいことがある、だからドアチャイムがなっても吠えない。
そんなふうにしてルールができていけば、叱ったり厳しくしてしつけるよりワンちゃんも人も嬉しいですね。
行動分析学の奥田健次さんが言っていたこと
『犬の世界だって、
しばき回されるのが怖いからコマンドに従うのか、
それとも「飼い主の動きに合わせてみたら、
なんだか楽しくてたまりませんがな!」
という文脈で共に生きるか。
人間でも「楽しくてたまりませんがな!」のほうを
選びたいやん。』