自分の世界は、自分が作っています。
出来事があったとき、人はその出来事に意味づけをします。
どんな意味をつけるのかは人それぞれ。
よくある例えですが、コップに水が半分入っています。
「まだ半分ある」 と思う人もいれば「もう半分しかない」 と思う人もいます。
同じ人でも、状況によって違うかもしれませんね。
まだ半分ある、と思えば、満ち足りた感じがしますしもう半分しかない、と思えば欠乏感があります。
また、会社で同僚に「おはよう」と声をかけたのに返事がなかったとき「嫌われている」 と思う人もいれば「聞こえなかったのかな」 と思う人もいます。
嫌われているのかも、と思うともやもやしますし、聞こえなかったのかなと思えば平気です。
出来事に意味づけしたことによって気持ちや行動に影響があります。
欠乏感やもやもやは、実は自分が意味づけをしたことから生まれています。
相手が悪い、あれが悪い、出来事が悪いと誰かのせいにすると、自分が被害者になるので楽に感じるのかもしれません。
でも、相手や出来事に良し悪しがあるわけではないのです。
自分がどのようなとらえ方をするか、です。
だからといって、こんなふうに思ってしまう自分はだめ、そんな風に意味づけしてはいけない、と自分にダメだしはしないでくださいね。
意味づけは、自分に都合のよいようにつけています。
それは、自分を守るためかもしれません。