道しるべとして易を使う

道を歩いていて分かれ道に来たとき、どちらに行ったらよいのか。

道がわかっているときはそのまま進めますが、わからないときは道しるべがあると安心ですね。

人生のヒントとしての易

道は平坦なところもあれば、砂利道や坂道、曲がり道などもあります。
周りの景色もいろいろですし、そのときのお天気もさまざまです。自分の進む道が歩きやすい道ばかりではありません。歩きにくい道だとしても、そっちに行きたいときもあれば、行かなくていけないときもあります。

準備までいかなくても、心構えや心づもりがあれば何とか過ごしていくこともできます。
そのようなときに易がヒントになります。

易には4つの使い方があります。

■ 易を用いて何かを論じようとする人は  易の辞を崇めて法とする

■ 易で以て行動しようとする人は  易の変化を大切にする

■ 易を見て何かの道具を製作しようとする人は  卦の象を模範とするがよい

■ 易を以て未来を占おうとする人は  易の占断を遵奉するがよい

考えたり、動いたり、表現したり、予測するときに易を参考にすることができます。

また、易にはいろいろな種類があるのですが、「行動しようとするときに 易の変化を大切にする」ものとして「梅花心易」という占いががあります。

梅花心易は、自分と周りの関係性をみて、どのような影響があるか、どのような変化があるかのヒントを示してくれます。

順風か逆風か、何が後押しになりそうで、何がハードルになりそうなのか、そのヒントも表れます。

『運勢が強いときは強いときの、弱いときは弱いときの、過ごし方がある。』
占い師 隈本 健一さんの言葉です。

占いはただ信じるものでなく、そこからどう過ごしていくかを考えるヒントにするのがよいと思います。未来は今の延長にあるので、大切なのは今の過ごし方です。

分かれ道で片方を選んだら、もう片方に進むとどうなったかは想像しかできません。あっちに行けばよかったと後で思うかもしれませんが、あっちに行って本当によかったかは、誰にもわかりません。

進む方を直感で即決する人もいますし、選ぶのに慎重になったり悩む人もいます。
どちらにせよ、こちらと決めたらそれが自分の道です。その道を自分の望む道にするのも自分です。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする