はつらつと前向きに日々を過ごすことは素敵なことですね。
がんばる、一生懸命、積極的、このときの心の状態を弓に例えると糸がピンと張った状態です。
それが行過ぎるとストレスや疲れになってしまいます。張り詰めた糸はいつか切れてしまいます。
東洋の思想では中庸ということが大切といわれます。中庸とは「バランス」ということです。
活発な日々の合間には時々ゆるむという時間も必要です。
「ゆるむ」と聞くと怠けているようであまりよい印象がないかもしれませんし、「ゆるむ」「ゆるめる」ことが苦手な方が多いです。
そこで、意識してゆるめます。
ゆるめ方はご自分の心地よいと思うやり方でよいのですが、いくつか例をあげますと
・ 一度身体にぎゅっと力をいれて、ふっと力を抜く
・ ゆったりとした椅子に深く腰掛ける
・ ハープの曲を聴く
・ 草原や砂浜を思い浮かべる
・ 薔薇の香りを漂わせる
・ ペットをなでる
・ ぬるめのお風呂に入る
なお、曲やイメージや香りは好みがありますので、ご自分のリラックスできるものをお選びください。
集中して何かをしているときは張り詰めています。
考え事をしていて、思考が同じところをぐるぐる回っているとか、視野が狭くなっていると思ったら、少しゆるめてみませんか。発想が広がり、異なる側面が見えてきます。
体をゆるめると、心もゆるむし、心をゆるめると、体もゆるみます。
そして、ゆるめることで緊張も活きてきます。
ゆるむと張り詰めるをバランスよく、うまく使ってくださいね。