気持ちが落ち込んだときのセルフケア

いろいろなことで気持ちが落ち込むことがあります。
仕事でミスをした、親しい人とケンカをした、自分が思った通りにいかなかった、など。
また、特別な原因がなくても、なんとなく気持ちがブルーのときもあるでしょう。

そのようなときの対処法をご紹介します。

体を休める

気持ちが落ち込む元になったことはいろいろあると思いますが、そのさらに元は身体的な疲れかもしれません。

体が疲れていたので判断が鈍ってしまいミスをした、体が疲れていて相手のことをあまり考えられなかくてケンカになった、のかもしれません。

まずは、体を休めましょう。
ゆっくりお風呂に入ったり、少し早めにお布団に入るなど。
また、お付き合いだけで参加していた気の進まない飲み会は一回パスしてみませんか。

体を休めて体の調子がよくなると、気持ちも落ち着きます。

にっこりする

落ち込んでいるときの顔を見てみると、無表情だったり、眉間にしわがよっていたりしています。
気分が落ち込んでいるなと思ったら、あえて「にっこり」してみましょう。気持ちが明るくなります。
これは脳の仕組みを逆手にとったもので、脳は筋肉の状態から情報を得ています。
にっこりすると、笑顔=楽しいことがあったという認識を行い、ドーパミンという楽しさや幸せをつかさどる神経が働きます。
合わせて体の力を抜くのもよいと思います。一度ぎゅっと体に力を入れて、ふっと力を抜きます。そしてにっこり。なんとなく気分が晴れてきます。

これは落ち込んだときでなくても使えます。私もよく行っています。
考え事をしていてなかなか考えがまとまらないとき、ふと難しい顔をしていることに気づくときがあります。そのときに、肩の力を抜いてにっこり。気持ちの切り替えができて、別の発想を得られるときもあります。

心の中でにっこり、ではなく、顔の筋肉を動かして笑顔を作ることがポイントです。

私は電車の中でもパソコンの前でも、しかめつらに気づいたらにっこりしていますが、周りが気になる場合もあるでしょう。
その場合は、次の「上を向く」はいかがでしょう。

上を向く

にっこりする、と同じようなことですが、上を向くことも気持ちを上げることにつながります。
落ち込んだときは下を向きがちです。これも脳が判断していて、下を向いている=落ち込んでいる、という認識につながっています。
そこで、上を向くと気持ちが前向きになってきます。

落ち込んでいないときでも、ずっと下を向いていると気分が滅入ってくるという実験結果もあるそうです。

これもいろいろなシーンで使えます。
たとえば、混雑した駅を歩くとき、左側通行のところだと周りの人と同じ方向に歩くのですが、歩くスピードが違うので回りの人の足を踏まないように足元を見ていることが多いです。それに気づいたときはホームについたら、できるだけ顔を上げましょう。
上を向くと背筋も伸びて気持ちが変わります。

温かいものを飲む

これは、身体を心地よくする、ということで、身体が温かいと心も温かく感じることからきています。
温かい飲み物を飲んだり、一枚上着をはおるなど、身体を温めてみてください。
太陽の日差しにあたる日向ぼっこもよいでしょう。

なお、夏場など身体を冷やすほうが心地よい場合もあると思いますが、どちらが心地よく感ずるか、身体と心に聞いてみてください。

落ち込んでもいい、とつぶやく

気分が落ち込むことは誰にでもあることです。
落ち込んではいけない、落ち込む自分はダメ、と自分に厳しくしなくてもよいのです。

なぜ、どうして・・・と原因探しをしたいかもしれませんが、その前に、落ち込んでいる今の感覚に意識を向けて、もやもや、ちくちく、じとじと、言葉にできなくてよいので、その感覚を感じてください。
感覚を感じられたら、「私は落ち込んでもいい」と小さくつぶやいてみてください。
落ち込んでいる自分を受け入れことで、心の痛みが和らぎます。


落ち込んだとき、無理に元気にならなくてもよいと思いますが、少しでも心が軽くなるように、試してみてくださいね。

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