それって自分のせい?自分がガマンすればよい?

心のセルフケア

お悩みをお聞きしていると、「悩みの原因は自分にある」「自分がガマンすればいい」とおっしゃる方が多いのです。

「悩みの原因は自分にある」

夜、仕事から帰った夫の機嫌が悪い。ぶすっとして口数の少ない夫とご飯を食べていると申しわけない気がしてくる。
何か自分が気分を悪くすることをしたのではないか。理由は怖くて聞けない。次の朝、いつもの夫に戻っていてほっとする。
また数日後、機嫌の悪い夫に気を使いびくびくして過ごす。
さらには夫の機嫌だけでなく、子どもがぐずぐずするのも、姑にイヤミを言われるのも、会社の後輩がミスばかりするのも、ぜんぶ自分のせい。自分がダメだから。

そんなスパイラルに陥っていませんか。
もしかしたら、あなたは小さなころ、お父さんやお母さんから「あなたのせいでこうなった」とか「お母さん(お父さん)をあんまり怒らせないで」と言われていませんでしたか。
直接言葉で言われていなくても態度でそう感じていたことはありませんか。

自分のせいにするクセがついていませんか。

小さいころは必要で身につけたクセかもしれませんが、今の自分に必要なければ、クセは書き換えることができます。

夫の機嫌が悪くても、夫の気分は夫が作っているもの。何か気分を悪くすることがあったんだな、と思うだけの人もいます。
「どうしたの?」って聞けばすぐにもやもやが解決するかもしれません。

何でもかんでも自分のせいにしなくてもよいのです。

「自分がガマンすればいい」

自分の気持ちをガマンしてしまう理由のひとつに、相手にイヤな思いをさせるのが怖い、というものがあります。

保育園に子どもを迎えに行ったときに、ママ友から声をかけられておしゃべりが長くなってしまった。そろそろ家に帰りたいのだけど自分から話を終われない。
「じゃ、そろそろ帰るね」ということが言えない。
自分から切り出すと相手が気を悪くするのではないか、相手に嫌われるのではないか、相手から空気の読めない人と思われるのではないかなどと思ってしまう。

頭の中でいろいろ想像しているのですね。相手の気持ちになって。
そんなあなたは、もしかしたら小さいころに周りの人からの「あなたのせいで気分が悪くなった」というメッセージを受けていて、相手の気分が悪いのは自分のせいだ、と思うクセがついているのかもしれません。

でも、あなたと相手は別の人。
あなたが思うことを相手が思っているとは限らないし、相手がどう思うかは、相手の頭の中。
あなたが面倒をみることではないのです。

相手がどう思うかを過剰に気にして自分の本心をガマンするのはストレスの貯金です。

笑顔で「じゃ、またね」と言っている自分を想像してみてください。
スッキリしていませんか。そして相手も「またね」って笑顔ですよね。

相手の機嫌は相手のもの、あなたが責任とるものでも、引き受けるものでもありません。

自分に自信がなかったり、自己重要感がわからなかったり、相手を気持ちよくさせなければならないと思っていたら、ついつい相手に気を使いすぎてしまいます。

相手がどんな態度や気分や機嫌でも、それは相手のこと。あなたがそれを自分のせいだと思い込まなくてもよいのです。

事実は事実としてできごとを淡々と受け止めて、それに、自分の思い込みを上乗せしないようにしてみませんか。

私のせい、私が悪い、と思いそうになったら、「それは彼女・彼の問題であって、私の問題ではない」とつぶやいてみてください。